サイディングとは

サイディング 姫路市 秀屋

「サイディング」とは建物の外壁に用いられる外壁材の一種で、一般的にセメント製や金属製のものを指します。外壁の施工方法には「湿式(しっしき)」と「乾式(かんしき)」の2種類があり、塗り壁やタイル張りなどが湿式に分類されます。サイディングは後者の乾式にあたり、工場であらかじめ成型された決まったサイズの板を外壁に貼り付けていく方法をとるもの。この板を「サイディングボード」と呼び、壁の広さに合わせてカットして貼りそれぞれのつなぎ目をしっかりと埋めていきます。
板の貼り合わせとはいえ、こうすることで雨漏りやはがれなどのトラブルを防止することができるのです。壁の表面を塗るのに対し、サイディングではパネルを敷き詰めてペタペタ貼り合わせると考えればわかりやすいです。
工場生産なので、品質が安定しています。

サイディング 姫路市 秀屋

これまで主流となっていたのは、おもにモルタルの塗り壁です。これは職人がひとつひとつ手作業で仕上げていくため、とても時間がかかります。またヒビなどが入りやすく、経年劣化によって表面が傷んでしまうリスクも高いのがネックでした。いっぽうでサイディングの場合、前述したとおり板を貼り合わせて施工します。施工時間が短縮できるうえ、塗り壁に比べて特殊な技術は必要なく工事費用も比較的安くすむメリットがあります。もともとサイディングボードは耐水性や耐天候性などを考慮して作られており、頑丈という特徴も強みです。

最近の一般住宅ではサイディングが広く使われており、その普及率は全体の7~8割にもおよびます。上記の利点に加え、種類・デザインが豊富といった点もサイディングが人気を集める理由です。サイディングボードにはさまざまな質感や色の商品があり、家の外観デザインや希望のイメージに合わせて選ぶ楽しみがあります。シンプルなモノトーンはもちろん、カラフルな色のものまで多彩に流通しています。質感や模様はタイル調にレンガ調、木目調など幅広く、複数の色や質感のサイディングを使ってデザインのバリエーションを広げることも可能です。

凹凸の少ない家やシンプルなデザインだと、材料にムダが出ずコストが抑えられます。一般的にサイディングは横向きに貼るケースが多いですが、一部の金属系ボードはシャープなイメージを生して縦に施工することもあります。これは好みですが、家の形状やデザインによってかかるコストが違うため注意が必要です。いくつかの会社に見積もりを依頼し、比較検討して相談しながら決めるのがおすすめです。

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